blogレポートのおもしろさは、このような現地に特派員からダイレクトに情報を受け取れるところにあるだろう。

フリーライターの土肥志穂さんが、ツール・ド・フランスをblogで実況してくれている。
http://blog.shiho.be/
日本語で、連日のレースの模様が伝わるので、客観的、第三者的立場をモットーとするジャーナリズム以外に、主観的、当事者感覚による「blogジャーナリズム」の成り立ちを感じる。

消費者が頭がからっぽだった頃は、正しい情報をメディアを通じて受けとる必要があったが、消費者がすでに消費だけではなく情報生産者としての「プロシューマー」的な要素をもちだした現在においては、正しい情報などはどこにも存在しなく、何かのフィルターのかかった情報でしかないことを誰もが知っている。
そんな時だからこそ、多種多様な情報の中から自分のフィルターで選んでいく情報の収集スタイルが登場してきているのだと感じる。だからこそ、blogや友達をフィルターとしてつかるSNSなどが「オルタナティブ・メディア」としての可能性を秘めていると感じる。

※関連写真

ツール・ド・フランス物語