TV東京 WBS 「通貨新時代」2004.12.22

適切な為替水準をイギリスのエコノミスト紙は、「ビッグマックレート」として公表しているそうだ。

2004年 日本のビッグマックレートは262円
    米国のビッグマックレートは、2.9ドルなので、1ドルは90円となる。
なので、いまの円高が90円にまでいってもおかしくないそうだ。

超円高だった1995年4月(円相場79円)の
日本のビッグマックレートは380円
米国のビッグマックレートは、2.32ドルで1ドルは164円となっている。

当時のビッグマックレートと実際の相場の差のすごさがわかる。

現在、日本のビッグマックは創業価格キャンペーンで200円
このキャンペーンでは、なんと1ドルは68円となってしまう。

ドルの価値がここまで目減りするとは思えないが、ビッグマックの価格による生活価格のなかでの円高はまだまだ進みそうだ。

1日3食1ヶ月間食べ続ける「スーパーサイズミー」が間もなく劇場公開されるが、円高のスーパーサイズ化も確実に進化しているようだ。

資料
ビッグマック世界価格調査

世界のビッグマックハウマッチ?(授業)

− 第七講 「ビッグマック指数」(3月14日) −

購買力平価説 (こうばいりょくへいかせつ, Purchasing Power Parity Theory ,PPP) とは、外国為替レートの決定要因を説明する概念の一つで、為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定される、という説である。
1921年にスウェーデンの経済学者グスタフ・カッセルが外国為替の購買力平価説で発表した。

ビッグマック指数
(Big Mac index)

購買力平価の一つです。マクドナルドが販売しているビッグマックの価格で各国の購買力を比較し、算出した購買力平価のこと。イギリスの経済誌エコノミスト(Economist)が発表したものが起源となっている。